これはミルコデムーロの苦難を書いた物語である。
ミルコ「ぐーぐーぐー。」
実況「勝ったのはフィエールマン、ルメール騎手。エタリオウ、デムーロ騎手は2着。」
ミルコ「ハッ。ユメデスカ?」
明くる日
ミルコ「ぐーぐーぐー。」
実況「おっとスワーヴリチャード出遅れました。勝ったのはレイデオロ、ルメール騎手ー。」
ミルコ「マカヒキーーー。
ハッ。マタコノ夢デスカ?」
また明くる日。
実況「勝ったのはリスグラシュー。モレイラ騎手ガッツポーズ。ついにリスグラシューがG1をものにしました。モズカッチャン、デムーロ騎手は3着。連覇ならずー。」
実況「アーモンドアイ。アーモンドアイが勝ちましたー。スワーヴリチャードは3着まで。」
ミルコ「ノーーーーーン。」
今日も負けのシーンで迎える朝。
ミルコはG1で負けるシーンで目が覚める毎日を過ごしていた。秋のG1でミルコが勝ったのは交流重賞の南部杯だけ。ミルコのJRAのG1に対する勝利への欲求は日に日に溜まっていった。
ミルコ「マイニチ、コンナ夢ヲ見ルノハ、勝ッテナイカラデース。ルヴァンスレーヴデ勝テバ、モウ悪夢モ見ナイネ。チャンピオンズカップハ、ゴールドドリーム、イナイネー。コレハ、BIG chanceネ。」
チャンピオンズカップではミルコデムーロ騎手騎乗のルヴァンスレーヴとルメール騎手騎乗のゴールドドリームの2強と見られていた。しかしゴールドドリームが水曜日の時点で出走が取り消しになり、ルヴァンスレーヴの1強と見られていた。
ミルコ「ゴールドドリーム イナイハ デカイデスネー。ルヴァンスレーヴ ダートデ1番強イネー。コノメンバーニハ負ケナイネー。」
運命の枠順発表の日。
ルヴァンスレーヴは2枠2番を引き当てた。
ミルコ「ワタシ誰ヨリモ勉強シテルネ。コノレース、外ヲ回シテハ勝テナイレースネ。ダカラ内枠ハベストネ。
気ニナルノハ、スローニ ナリソウナメンバーダト イウコトネー。後ロカラデハ取リコボス可能性ガチョットアルネ。
勝ツタメニハ前ニ行クシカナイネ。スタート大事ヨ。スタート出レバマチガイナク ルヴァンスレーヴ 勝ツネー。」
ミルコは何回も何回も頭の中でシミュレーションを繰り返した。スタートを決めて好位から差す競馬。スタートを失敗してもサウンドトュルーのようにインサイドアウトで追い込む競馬。これでもかというくらいシミュレーションを繰り返した。
ミルコ「サア寝ルネ。レースデ勝ツ夢見テイイイメージ ツクルネ。」
ミルコ「ぐーぐーぐー。」
実況「先頭はデムーロ。
デムーロが先頭。
これは独走だ。
強い強い。
どんどん差を広げている。
デムーロ騎手今1着でゴール。
デムーロ騎手の圧勝。
勝ったのはクリスチャン デムーロ騎手のオメガパフュームでした。」
「ナンデヤネーン。」
完
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